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やってきた!春!

9月21日、「春の日」を迎えたアルゼンチン。数週間まではまだまだ暖房がかかせなかったが、今や日中ともなると半袖で過ごす日も増えてきて、春というよりも夏がやってきたよう。

夏を嫌うアルゼンチン人を探すのが難しいほど、皆今か今かと太陽の季節を待ち構えており、そんな人々にとって、昨日の「春の日」は待望の季節のはじまるを告げる大切な日。

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【この時期あちらこちらで咲き誇る花・ラパンチョ。まるで日本の桜のよう】


この日は男性から小さな花束を贈られることもあり(私→例外…)、街角では花売りが目立つ。また春を身近に感じるためか鉢花を買う女性も多く、この日の花屋さんの品揃えはいつもより豊富。(翌日の今日は休業。しっかりもんです…)

私の通っているスポーツジムでも帰り際に「春の日だからどうぞ!」と受付カウンターに置かれた根付きの花を一ついただいた。『やっぱり花ってもらうと嬉しいな~!』と、こういうちょっとした気遣いに喜びを感じつつ、早速鉢に植え替えた。

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そしてもう一つ、今日は「学生の日」でもある。
授業はなく、学生たちは午後のひと時を公園やプラザでマテ茶というお茶を飲みながらおしゃべりをして過ごしたり、郊外で開かれるフェスティバルへ足を伸ばしたりして、春の日と学生の日を同時に味わう。

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【とにかく屋外大好きアルゼンチン人。軽く2-3時間はこうしておしゃべり】


個人的には桜を思い出させるラパチョを見ると、お酒とつまみを持って木の下でお花見~!という気分になるのですが、アルゼンチンでは公共の場での飲酒は禁止ですので、日本のような習慣は残念ながらありません~!
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by aquiakiko | 2006-09-23 05:20 |
サラミとワインの町へ~
ついこの間まで履いていたブーツから、ミュールやサンダルへと早速履き替える女性が多くなったコルドバはすでに初夏の兆し。気温も30度を越える日があり、ここ数ヶ月は雨も降らないので、家の中で夜干した洗濯物が朝になったら乾いているという湿気の高い日本ではあり得ない話。

そんな天気のいい週末にコルドバ市街地から車で40分程の所にあるコロニア・カロージャ(Colonia Carolla)という小さな町へ。この小さい町、実はサラミで有名。道路脇にサラミ売りが見え始めたら、目指す町は近い。

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【プラタナスの並木が続くコロニア・カロージャ】


早速、お目当てのサラミを食ようとレストランを物色。人で賑わっているレストランへ入ると「Hola!(スペイン語でこんにちは)ここはピカダ(サラミはチーズなどのおつまみ)だけしか出してないけどいい?」と毎日どれくらいのサラミ食べてるだろう~?と思わせるとっても恰幅のいいおじさんが尋ねてきた。

もちろん!サラミを食べるために来たんだもの~!


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【サラミ、生ハム、チーズ、腸詰ハムなど。これに自家製パンがつく】


天気のいい屋外で美味しいピカダとビールで心も体も満足。

ここコロニア・カロージャはイタリアの移民が多く、アルゼンチンワインの名産地・メンドーサとその数は比べ物にならないが、小規模で家族経営のボデガ(ワイナリー)がいくつかある。今回はその中の「Bodega NANIN」へ。


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【コルドバでは雹(ひょう)が降ることが多いのでこのようにネットを張る】


これまたどんだけサラミとワインを飲んでるんだ???と想像させる恰幅のいい、というよりも、でっかいおじさんがボデガ内を案内してくれた。


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【ワイン作りの歴史を辿った小さな博物館】



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【約100年前のワイン作りに使われた道具】


そして、もちろん最後はお楽しみの試飲♪


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普通、試飲だとグラスにほんの少し注ぐだけなのですが、このでっかいおじさん、気前も良くて、グラスの半分位まで注いでくれる。しかも全部飲むまで待っているので、嬉しいような、辛いような…!

ここのボデガは家族経営でとても小さいので、まだアルゼンチン国外には輸出しておらず、国内でもどこにでもあるというわけではないらしい。地酒ならぬ地ワインといったところかな!
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by aquiakiko | 2006-09-20 04:37
どうしてないのか、コレとコレ。

日本では簡単に手に入るものがなかったりする。こういうことは海外にいると多々あります。

日本食材はもちろんですが、どうしてこれがないのかな~、と思うものが。

一つは有塩バター

アルゼンチンでは売っているバターは全て無塩。
もしかしたら高級輸入スーパーなどではフランス産辺りの有塩バターが売っているかもしれませんが、普通のスーパーでは無塩しか見かけたことがありません。料理や菓子作りには問題ありませんが、フランスパン(これはアルゼンチンにもあります)に塩のきいたバターをたっぷり塗って食べると美味しいのに…。


もう一つはプレーンヨーグルト

大体どこの国にもあると思っていたので、必死になって探しましたが、やっぱりない…。首都のブエノスアイレスに住む人たちに聞いたら、首都には一つだけプレーンのくせに脂っこそうのならある、と聞きましたが、そのメーカーはここコルドバでは売ってないのです。(ま、オイリーなプレーンヨーグルトってのも困りもの…)
ヨーグルトは体にいい!ということでこちらでもよくテレビCMも流れていますし、スーパーにもたくさん売っていますが、アプリコット味、バニラ味、ストロベリー味と、どれもフレーバー付。

インディアンカレーにもお菓子作りにもかかせないプレーンヨーグルトはどうしてもほしい!ということで、コレ。

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春に日本に帰国した際に持ってきた種菌を使いヨーグルト作り。日本でも少し前に流行りましたよね、カスピ海ヨーグルト。
容器を煮沸して、計量して、化学の実験状態になるのですが、できたヨーグルトはあまり酸っぱくなくて美味!

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【プレーンのまま、この時期(冬~春)に出回るイチゴで作ったジャムを添えて】


近隣在住のご希望のには、このヨーグルト菌をお分けしますよ~!(たぶん誰もいないでしょうけど…)
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by aquiakiko | 2006-09-15 01:28 |
そっちじゃない、こっちのコルドバ!
今更ですが、大事なことを書くことを忘れておりました!

そう、私の住む「コルドバ」についてです。

「コルドバに住んでいる」と言うと、「あ、聞いたことある!」と言ってくれる人がいて嬉しいしいのですが、念のため「スペインにもコルドバってあるんだけど」っていうと、9割以上に「あ、そっちそっち!」と言われます…!

この「そっちそっち」じゃない方の私の住んでいるアルゼンチンのコルドバは首都ブエノスアイレスがあまりにも有名でそれに埋もれて大して知られていないのですが、一応アルゼンチンの第二の都市です。

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この地図にある「Buenos Aires」の北西にある「 Córdoba」が見えますか~?

小さくて見えない?

左上にある、それです!そう、それ!


ブエノスアイレスから700km程離れており、コルドバ州の大きさは北海道の2倍以上、人口300万人、州の中心都市コルドバ市の人口は150万人程です。
(ちなみにアルゼンチンの人にとっては各都市の人口は基本情報らしく、私も出身地の人口を聞かれ、よく知らず最初は困ったものです…。普通は知ってるものなのでしょうか…?)

スペインからの開拓者(場合によっては侵略者とも言いますが)がこの地に来た際に山脈が連なる風景を目にし、「なんてスペインのコルドバに似ているんだ…!」と感激し、あまりにも単純に、いや、故郷を思う気持ちから、「コルドバ」と名づけたとか。実際、スペインのコルドバに行ったことある人に話しを聞くと、「本当によく似ている」そうです。

街としては、キリスト教のイエズス会の介入もあり、ブエノスアイレスよりも早く栄え、南米の中では2番目に大学が創設され(1614年)、今でも地方から大学に通うために来る人がたくさんいます。
またイエズス会がコルドバの随所に建てた教会や大学がユネスコの世界遺産にも指定されています。

郊外に行くと、標高2000~2800kmの山脈が連なり、海から離れたここコルドバは夏になると海水浴の代わりに、川岸で日焼けしたり、泳いだりする人が多く見られ、夏になるとブエノスアイレスはもとより各地から避暑地として訪れる人が絶えません。
また内陸に位置するため、ブエノスアイレスなどの川や海に面した都市よりも海産物を使った料理は少なく、肉をよく食べ、特にコルドバの山羊は美味しいと有名です。


ま、カタい説明はこんな所にして、私的には「コルドバって大阪に似てるんじゃないか」と思っています。

1、第二の都市である。

2、コルドベスというコルドバ特有の方言がある。
「はい」とか「ありがとう」と言っただけでコルドバ出身ということがわかるらしく、イントネーションは単語の語尾を緩やかにのばす抜け感があり、関西弁のゆるい感じと似ている。

3、首都(ブエノスアイレス)にライバル心を燃やす
が、首都は全く気にしていない。(大阪の方、ごめんなさ~い!)

4、コルドバ出身のコメディアンが多い先日、街を歩いていたら、有名人に2人会ったのですが、両方ともコメディアン。関西出身の人に聞くと、大阪辺りでも見かける有名人と言えば、お笑いばっかりだ、と言ってました…。



山脈近くの壮大な景観や歴史的な名所は追々ブログで紹介させていただくとして、簡単にアルゼンチンのコルドバについて説明させていただきました~。

いつか「そっちのコルドバも知ってる!」と言ってもらう日が来ることを願って!

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【コルドバの市街地に建つカテドラル】



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【有名な革命家チェ・ゲバラが幼少時期を過ごしたというコルドバ郊外の都市・アルタグラシアにあるユネスコ遺産でもあるエスタンシア(修道士の住居)】

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by aquiakiko | 2006-09-09 11:55 |