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これぞ、ラテンのラリー。山道篇
山道を走るラリー2日目は、ラリー大好き生粋コルドバっ子たちと山中へ。
コルドバ市街地から1時間ほど車を走らせ、山道に入ったら、適当に駐車。

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ここからさらに2~3km歩かなくては…。ふと先を見ると白い煙が至るところから立ち上がっている。

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なんと道端でアサド(バーベキュー)をしております。

ラリー車が走行する山道は競技開始3~4時間前には封鎖されます。その道は一般車も観戦場所に入るために使うので、観戦の数時間前には目的地に到着しなくてはいけません。
で、観戦までの待ち時間行うのがアサド。火を起こして、網を置いて、肉を焼けば、後は待つだけ。さすが、ガウチョ(アルゼンチンカウボーイ)の食べ物。いつだってどこだってできちゃう、らしい…。
この日は霧雨が降ってしましたが、何日も雨も降らない乾燥した日だったりすると、このアサドが山火事を引き起こすこともしばしばだとか…。

ラリーはコルドバっ子の一大イベントなので、人によっては前日の夜から現地入りして、夜にアサドを食べ、テントや車で寝て、朝から観戦を楽しむ、なんてこともするそう。一緒に行ったアルゼンチンガールも、「小さい時は前日から行ったわ~」と懐かしそうに話してました。また中には、前夜飲みすぎて、翌日寝て起きたらラリーが終わってた…なんて人もいるそうで。

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こちらが今回の観戦場所。ちょうどカーブがあるので、かなり人気のポイントです。(白い煙はアサドやっちゃってます)

私たちは、ワインを飲み、サンドイッチを頬張りながら、観戦までおしゃべり。

ラリー競技が開催される直前には数回オフィシャルカーが走行し、コース内の点検など最終確認を行うのです。(詳しいことはこちらでございます)
オフィシャルカーが目の前を通ると、「まもなくレースが始まるぜ~!」とみんな色めき立ってきます。

競技開始の時刻が過ぎ、「ブゥウーン!」というエンジン音が山の中から徐々に近づいきたと思ったら、あっという間にラリーカーが目の前を過ぎる!

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【カーブを曲がってきたラリーカー】



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【実際の距離感はこれくらい!】



この距離感と一体感はやっぱりスタジアムでは味わえません~。あまりにも近すぎて、石ころが飛んできました。(危ないのでもう少し離れましょう、私)

今回の参加台数が70台位でしたので、前日にリタイアしていない限りそれくらいの台数が目の前を通り過ぎます。
最初に音だけが聞こえてくるのですが、なんだか変な音をさせながら近づいてくる車が一台。カーブを曲がってきたら、ドッドッドッという音を立ててこんなことに。

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詳しいことはよくわかりませんが、どこかが壊れてしまったようです。(そんなことぐらい写真見たらわかるって…?)

10分経っても、20分経っても、応援が到着せず…

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観客と話はじめるドライバー。


やっと応援が到着し、これは車を動かさなかればならん!ということで「20~30人、手を貸してくれ!」との呼び声に集まった人々。

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【こういうハプニングにラテンの血が騒いでます】



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【左側によけようと必死。ガンバレ!←他人事】



このチームは残念ながらリタイヤとなりましたが、観客たちは「おれ、手伝ったんだぜい!」という異様な達成感に包まれておりました。

この山道を走るラリーは迫力もあるし、躍動感もあるし、観戦場所までの山道が苦にならない程楽しめました!

ただ、一つ問題なのは「帰り道」。全員がラリードライバー気分で運転するのでとても危険なのです…。
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by aquiakiko | 2007-05-12 03:53 |
コルドバのビッグイベント・ラリー!その1
ここアルゼンチン・コルドバの最大のイベントといえばWRC(ワールド・ラリー・チャンピオンシップ)。
年間約15ヶ国で開催されるWRCが、ここコルドバでは5月3日(木)~6日(日)まで開催されました。(数年前からは北海道も開催地に。)

オーストラリアのパースにいた2002年にちょうどWRCが開催され、山道や一般道の走行ではなく特設会場に設けられたコース(スーパースペシャルステージ)を走行するラリーを観戦したことがあるのですが、私たちが購入した場所にはたっか~い金網が覆われ、車は全く見えず、そばを走っている(はずの)ラリーカーの激しいエンジン音と実況の声がガンガン響くのみだったのです…。

しかし、今回は通訳の仕事で行ったので、山道コースをVIPエリアで観戦できる、ということでとっても楽しみ!

アルゼンチンでは通常コルドバにおいてラリーが行われるのですが、今年は集客率を高めようとブエノスアイレスのリーベル(アルゼンチンのサッカチーム)のスタジアムでスーパースペシャルステージが行われることに。

ドライバーはじめスタッフの方々は木曜日の朝にコルドバから飛行機に1時間程度乗りブエノスアイレスまで行き、午後6時にスタジアム内を3周走行し(2分程度!)、またその晩に飛行機に乗ってコルドバに戻り、翌日の金曜日には朝から競技に入るというかなりハードスケジュール。
(かなり前にもブエノスアイレスで開催されたことがあるそうですが、そのときはドライバーが車を運転して700km離れたコルドバまで戻ってきたそうです…。)

さすがに今は飛行機で戻ってこられるというものの、アルゼンチンの空港のレーダーの性能は悪くて有名だし、ちょっと天候が崩れるとキャンセル便が続出だし、天候が悪くてその日のうちに戻ってこられなかったらどうするんだろうね~と夫と話してたところ、まさにその悪夢が…。

コルドバへ帰国する予定の木曜日の夜には、ブエノスアイレスにもコルドバにも霧が立ちこめ離陸できず、3機中2機は金曜日の朝方にコルドバに着いたものの、1機は金曜日のお昼を過ぎても離陸できないというハプニング!
午前中に予定されていた走行が全てキャンセルとなり、午後になっても残り1機がなかなか到着せず、結局その日の山道でのレースは全てキャンセル…。(やっぱりアルゼンチン。何かあると思った…。)
午後3時頃にやっと最後1機がコルドバに戻る事ができ、結局2日目の走行は夜のスーパースペシャルステージ(スタジアムなどの特設会場に設けられたコース)だけとなりました。(夢のVIP席よサヨウナラ…)

山中に行くはずの予定が変わり、その日はラリーの拠点となるサービスパークへ。(ドライバーはここから出発し、ここに戻り、整備などもここで行われる場所)

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パルクフェルメと呼ばれるラリー車の保管所。ここに入った車両は競技開始まで誰も触ることができません。金網にカメラをくっつけて撮影。


今回通訳のお仕事させていただいた株式会社ラックの勝田社長は元ラリードライバーで、一緒に来られたご子息・範彦さんは全日本ラリー選手権で優勝もされている現役ラリードライバー。

そして、今回はラッキーなことに、その方々が懇意にされているWRCの日本を代表するドライバー・新井敏弘選手にお会いすることができました!

WRCが日本よりも底辺にまで浸透しているアルゼンチンでは、その名前を言って知らない人を探す方が難しほどで、Toshiという愛称で呼ばれている大人気のドライバー。

実はラリー大好きの夫も同行させてもらったのですが、すごい興奮状態で、「君がリッキー・マーティンと会うようなものだよ!」と叫んでおりました。(納得!)

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今回のようにスケジュールが土壇場で色々とキャンセルになり、数時間後に競技を迎える選手やチームというのはとてもピリピリしたムードかと思っていたのですが、穏やかな雰囲気の中でスタッフのみなさんと談笑されていたのが意外でした。
きっと集中力の使いどころに無駄がなく、精神力も強靭なのだろうなぁと感心。緊張してお腹がキュ~っとかしてちゃダメなんでしょうねぇ。(→私)

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パルクフェルメにある新井選手のラリー車です。



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通常はサッカーの試合が行われるスタジアムに設けられたコース



結局この日の競技はスタジアムのみで、翌日はとてもエキサイティングの山道でのラリー観戦へ…。(つづく)
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by aquiakiko | 2007-05-08 05:18 |